Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > minitest/unitライブラリ > MiniTest::Unit::TestCaseクラス

class MiniTest::Unit::TestCase

クラスの継承リスト: MiniTest::Unit::TestCase < MiniTest::Assertions < Object < Kernel < BasicObject

要約

テストの基本単位(あるいは「テスト本体」)を表すクラスです。

テストを行うメソッド (テストメソッド) は TestCase のサブクラスの インスタンスメソッドとして定義されます。 テストメソッドの名前は "test" で始まっていなければなりません。 逆に、"test" で始まっているメソッドは全てテストメソッドと見なされます。

目次

特異メソッド
inherited new reset test_methods test_order test_suites
インスタンスメソッド
__name__ passed? run setup teardown
定数
PASSTHROUGH_EXCEPTIONS SUPPORTS_INFO_SIGNAL

特異メソッド

inherited(klass)[permalink][rdoc]

テストクラス名をテストスイート登録します。

new(name)[permalink][rdoc]

自身を初期化します。

[PARAM] name:
自身の名前を指定します。
reset[permalink][rdoc]

テストスイートをクリアします。

test_methods -> Array[permalink][rdoc]

テストメソッドのリストを返します。

MiniTest::Unit::TestCase.test_order の値が :random である場合は 返されるメソッドリストの順番はランダムです。 そうでない場合は、文字コード順にソートされます。

test_order -> Symbol[permalink][rdoc]

テストの実行順序を返します。

デフォルトはランダムです。

test_suites -> Array[permalink][rdoc]

テストクラス名のリストを返します。

インスタンスメソッド

__name__ -> String[permalink][rdoc]

自身の名前を返します。

passed? -> bool[permalink][rdoc]

自身の実行に成功した場合は真を返します。 そうでない場合は偽を返します。

run(runner) -> String[permalink][rdoc]

自身に関連付けられているテストを実行します。

MiniTest::Unit::TestCase#setup がサブクラスで再定義されている場合はそれらも実行します。

[PARAM] runner:
テストの実行結果を管理するオブジェクトを指定します。
setup[permalink][rdoc]

各テストケースの実行前に実行するメソッドです。

サブクラスで再定義します。

teardown[permalink][rdoc]

各テストケースの実行後に実行するメソッドです。

サブクラスで再定義します。

定数

PASSTHROUGH_EXCEPTIONS -> [Class][permalink][rdoc]

システム関連の例外のリストです。内部で使用します。

SUPPORTS_INFO_SIGNAL -> Fixnum | nil[permalink][rdoc]

Signal が INFO というシグナルをサポートしているかどうかを 調べるための定数です。内部で使用します。