Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > net/imapライブラリ > Net::IMAP::FetchDataクラス

class Net::IMAP::FetchData

クラスの継承リスト: Net::IMAP::FetchData < Object < Kernel < BasicObject

要約

FETCH コマンドの応答を表すクラスです。

Net::IMAP#fetchNet::IMAP#uid_fetchNet::IMAP#storeNet::IMAP#uid_store の 返り値として利用されます。

目次

インスタンスメソッド
attr seqno

インスタンスメソッド

attr -> { String => object }[permalink][rdoc]

各メッセージのアトリビュートの値をハッシュテーブルで返します。

キーはアトリビュート名の文字列、値はアトリビュートの値となります。 値のクラスはアトリビュートによって異なります。

利用可能なアトリビュートは以下の通りです。

BODY

BODYSTRUCTURE の拡張データなしの形式。 Net::IMAP::BodyTypeBasic, Net::IMAP::BodyTypeText, Net::IMAP::BodyTypeMessage, Net::IMAP::BodyTypeMultipart のいずれか。

BODY[<section>]<<partial>>

section で指定されたセクションのボディの内容。文字列。

BODY.PEEK[<section>]<<partial>>

section で指定されたセクションのメッセージボディの内容。文字列。 ただしこれで内容を見ても :Seen フラグを設定しない点が BODY[<section>]と同様

BODYSTRUCTURE

MIME-IMB でのメッセージボディ。 Net::IMAP::BodyTypeBasic, Net::IMAP::BodyTypeText, Net::IMAP::BodyTypeMessage, Net::IMAP::BodyTypeMultipart のいずれか。

ENVELOPE

メッセージのエンベロープ。 Net::IMAP::Envelope オブジェクト。

FLAGS

メッセージにセットされたフラグ。 Symbol の配列。String#capitalize でキャピタライズ されている。

INTERNALDATE

メッセージの内部日付。文字列。

RFC822

BODY[] と同じ。文字列。

RFC822.HEADER

BODY.PEEK[HEADER] と同じ。文字列。

RFC822.SIZE

メッセージの [RFC822] サイズ。整数。

RFC822.TEXT

BODY[TEXT] と同じ。文字列。

UID

UID。整数。

詳しくは [RFC2060] の FETCH command の節を見てください。

[SEE_ALSO] Net::IMAP#fetch, Net::IMAP#uid_fetch

seqno -> Integer[permalink][rdoc]

メッセージの sequence number を返します。

Net::IMAP#uid_fetchNet::IMAP#uid_storeであっても UID ではなく、sequence numberを返します。