Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > threadライブラリ > Queueクラス
クラスの継承リスト: Queue < Object < Kernel < BasicObject
Queue はスレッド間の FIFO(first in first out) の通信路です。ス レッドが空のキューを読み出そうとすると停止します。キューになんら かの情報が書き込まれると実行は再開されます。
最大サイズが指定できる Queue のサブクラス SizedQueue も提供されています。
require 'thread' q = Queue.new th1 = Thread.start do while resource = q.pop puts resource end end [:resource1, :resource2, :resource3, nil].each{|r| q.push(r) } th1.join
実行すると以下のように出力します。
$ ruby que.rb resource1 resource2 resource3
new -> Queue
[permalink][rdoc]新しいキューオブジェクトを生成します。
push(value) -> ()
[permalink][rdoc]self << value -> ()
enq(value) -> ()
キューの値を追加します。待っているスレッドがいれば実行を再開 させます。返り値は不定です。
clear -> ()
[permalink][rdoc]キューを空にします。返り値は不定です。
pop(non_block = false) -> object
[permalink][rdoc]shift(non_block = false) -> object
deq(non_block = false) -> object
キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。
empty? -> bool
[permalink][rdoc]キューが空の時、真を返します。
length -> Fixnum
[permalink][rdoc]size -> Fixnum
キューの長さを返します。
num_waiting -> Fixnum
[permalink][rdoc]キューを待っているスレッドの数を返します。