Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > kconvライブラリ

library kconv

要約

日本語文字コードの変換を手軽に行うためのライブラリです。

kconv を require すると String クラスに変換用のメソッドが定義されます。 Kconv にも同等のメソッドが定義されます。 Kconv には エンコーディングを表す定数も定義されています。

1.9.1 以降では、Ruby の m17n 機能を用いてエンコーディングの変換を 行うことができます。1.8 との互換性が問題でないのならば、 m17n 機能を使うほうがよいでしょう。MIMEのデコード等面倒な問題を 避けることができます。

使用例

newstring = Kconv.kconv(string, Kconv::JIS, Kconv::AUTO)
newstring = Kconv.tojis(string)
newstring = Kconv.toeuc(string)
newstring = Kconv.tosjis(string)
guessed_code = Kconv.guess(string)

または

newstring = string.kconv(Kconv::JIS, Kconv::AUTO)
newstring = string.tojis
newstring = string.toeuc
newstring = string.tosjis

モジュール

Kconv

文字コードエンコーディングを変換するためのモジュール。 Kconvnkf のラッパーです。

同時にrequireされるライブラリ

nkf

nkf を Ruby から使うためのライブラリです。

追加・再定義されるメソッド

String#iseuc String#isjis String#issjis String#isutf8 String#kconv String#toeuc String#tojis String#tolocale String#tosjis String#toutf16 String#toutf32 String#toutf8