Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/parserライブラリ
rdoc で解析できるファイルの種類を追加するためのサブライブラリです。
以下のメソッドを定義したクラスを作成する事で、新しいパーサクラスを作成 する事ができます。
initialize メソッドは以下の引数を受け取ります。
scan メソッドは引数を受け取りません。処理の後は必ず RDoc::TopLevel オブジェクトを返す必要があります。
また、RDoc::Parser はファイル名からパーサクラスを取得するのにも使 われます。このために、新しく作成するパーサクラスでは RDoc::Parser を継承し、parse_files_matching メソッドで自身が解析できるファイル名のパ ターンを登録しておく必要があります。
例:
require "rdoc/parser" class RDoc::Parser::Xyz < RDoc::Parser parse_files_matching /\.xyz$/ def initialize(file_name, body, options) ... end def scan ... end end
RDoc::Parser | ソースコードを解析するパーサを生成するための基本クラスです。 |
RDoc::Parser::Simple | ソースコード以外のファイルを解析するためのクラスです。 |
rdoc/parser/c | C 言語で記述されたソースコードから組み込みクラス/モジュールのドキュメン トを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/perl | Perl のソースコードを解析するためのサブライブラリです。Perl のソースコー ド中に記述された POD (Plain old Documentation) 形式のコメントを解析する 事ができます。 |
rdoc/parser/ruby | Ruby のソースコードを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/ruby_tools | RDoc::RubyLex と RDoc::RubyToken を使って Ruby のソースコー ドのパーサを記述するためのモジュールを定義するサブライブラリです。 |