Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Arrayクラス > fetch

instance method Array#fetch

fetch(nth) -> object[permalink][rdoc]
fetch(nth, ifnone) -> object
fetch(nth) {|nth| ... } -> object

nth 番目の要素を返します。

Array#[](nth) とは nth 番目の要素が存在しない場合の振舞いが異 なります。最初の形式では、例外 IndexError が発生します。 二番目の形式では、引数 ifnone を返します。 三番目の形式では、ブロックを評価した結果を返します。

[PARAM] nth:
取得したい要素のインデックスを整数で指定します。 整数以外のオブジェクトを指定した場合は to_int メソッドによる 暗黙の型変換を試みます。
[PARAM] ifnone:
要素が存在しなかった場合に返すべき値を指定します。
[EXCEPTION] TypeError:
引数 nth に整数以外の(暗黙の型変換が行えない)オブジェ クトを指定した場合に発生します。
[EXCEPTION] IndexError:
引数 ifnone もブロックも指定しておらず、 nth 番目の要 素も存在しなかった場合に発生します。

例:

a = [1, 2, 3, 4, 5]
begin
  p a.fetch(10)
rescue IndexError => err
  puts err #=> index 10 out of array
end

p a.fetch(10, 999) #=> 999

result = a.fetch(10){|nth|
  print "#{nth} はありません。\n"
  999
}
p result #=> 999