Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Arrayクラス > fill
fill(val) -> self
[permalink][rdoc]fill {|index| ... } -> self
すべての要素に val をセットします。
このメソッドが val のコピーでなく val 自身をセットする ことに注意してください([[trap:Array]])。 val の代わりにブロックを指定するとブロックの評価結果を値とします。
a = [0, 1, 2, 3, 4] a.fill(10) p a #=> [10, 10, 10, 10, 10] a = [0, 1, 2, 3, 4] a.fill("a") p a #=> ["a", "a", "a", "a", "a"] a[0].capitalize! p a #=> ["A", "A", "A", "A", "A"]
fill(val, start, length = nil) -> self
[permalink][rdoc]fill(val, range) -> self
fill(start, length = nil) {|index| ... } -> self
fill(range) {|index| ... } -> self
配列の指定された範囲すべてに val をセットします。
範囲の始点が自身の末尾を越える時には配列の長さを自動的に拡張し、拡張した領域を nil で初期化します。 範囲の終点が自身の末尾を越える時は長さを自動的に拡張し、拡張した部分を val で初期化します。 このメソッドが val のコピーでなく val 自身をセットすることに注意してください([[trap:Array]])。
a = [0, 1, 2] a.fill("x", 5..10) p a #=> [0, 1, 2, nil, nil, "x", "x", "x", "x", "x", "x"]
val の代わりにブロックを指定するとブロックの評価結果を値とし ます。ブロックは要素毎に実行されるので、セットする値のそれぞれをあ るオブジェクトの複製にすることができます。 ブロックのパラメータには start からのインデックスが渡されます。
ary = [] p ary.fill(1..2) {|i| i} # => [nil, 1, 2] p ary.fill(0,3) {|i| i} # => [0, 1, 2] p ary.fill { "foo" } # => ["foo", "foo", "foo"] p ary.collect {|v| v.object_id } # => [537770124, 537770112, 537770100]