Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Arrayクラス > new
new(size = 0, val = nil) -> Array
[permalink][rdoc]長さ size の配列を生成し、各要素を val で初期化して返します。
要素毎に val が複製されるわけではないことに注意してください。 全要素が同じオブジェクト val を参照します。 後述の例では、配列の各要素は全て同一の文字列を指します。
例:
ary = Array.new(3, "foo") p ary #=> ["foo", "foo", "foo"] ary[0].capitalize! p ary #=> ["Foo", "Foo", "Foo"] (各要素は同一のオブジェクトである)
new(ary) -> Array
[permalink][rdoc]指定された配列 ary を複製して返します。 Array#dup 同様 要素を複製しない浅い複製です。
例:
p Array.new([1,2,3]) # => [1,2,3] a = ["a", "b", "c"] b = Array.new(a) a.each{|s| s.capitalize! } p a #=> ["A", "B", "C"] p b #=> ["A", "B", "C"] (b は a と要素を共有する)
new(size) {|index| ... } -> Array
[permalink][rdoc]長さ size の配列を生成し、各要素のインデックスを引数としてブロックを実行し、 各要素の値をブロックの評価結果に設定します。
ブロックは要素毎に実行されるので、全要素をあるオブジェクトの複製にすることができます。
例:
ary = Array.new(3){|index| "hoge#{index}"} p ary #=> ["hoge0", "hoge1", "hoge2"]
例:
ary = Array.new(3){ "foo" } p ary #=> ["foo", "foo", "foo"] ary[0].capitalize! p ary #=> ["Foo", "foo", "foo"] (各要素は違うオブジェクトである)