Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Kernelモジュール > exit

module function Kernel.#exit

exit(status = true) -> ()[permalink][rdoc]

Rubyプログラムの実行を終了します。status として整 数が与えられた場合、その値を Ruby コマンドの終了ステータスとします。 デフォルトの終了ステータスは 0(正常終了)です。

status が true の場合 0、 false の場合 1 を引数に指定したとみなされます。この値はCレベルの定数 EXIT_SUCCESS、EXIT_FAILURE の値なので、正確には環境依存です。

exit は例外 SystemExit を発生させ ることによってプログラムの実行を終了させますので、 必要に応じて begin 節で捕捉することができます。

[PARAM] status:
終了ステータスを整数か true または false で与えます。
puts 'start'
begin
  puts 'start1...'
  exit
rescue SystemExit => err
  puts "end1 with #{err.inspect}"
end

begin
  puts 'start2...'
  exit
ensure
  puts 'end2...'
end
puts 'end' #実行されない

#=> start
#   start1...
#   end1 with #<SystemExit: exit>
#   start2...
#   end2...
#終了ステータス:0

[SEE_ALSO] Kernel.#exit!,Kernel.#abort, 制御構造/begin