Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > IOクラス > advise

instance method IO#advise

advise(advice, offset=0, len=0) -> nil[permalink][rdoc]

posix_fadvise(2) を呼びだし、 ファイルへのアクセスパターンをOSに知らせます。

advice には以下のいずれかのシンボルを指定します。

これらの advice が具体的に何をするのかはプラットフォーム依存です。

ここでいう「データ」は offset と len で特定することができます。 len が 0 ならば、offset からファイル末尾までを指定したことになります。 デフォルトでは offset と len がともに 0 なので、 ファイル全体を指定したことになります。

posix_fadvise をサポートしていないプラットフォーム上では 何もしません。

[PARAM] advice:
アクセスパターンを表すシンボル
[PARAM] offset:
パターンを指定するデータの先頭位置
[PARAM] len:
パターンを指定するデータの長さ
[EXCEPTION] IOError:
ストリームが既に閉じられているときに発生する例外
[EXCEPTION] Errno::EBADF:
ファイルデスクリプタが不正であるときに発生する例外
[EXCEPTION] Errno::EINVAL:
advice が不正
[EXCEPTION] Errno::ESPIPE:
ファイルデスクリプタが FIFO か pipe を指している 場合に発生する例外(Linux はこの場合には Errno::EINVAL を発生する)
[EXCEPTION] RangeError:
offset,lenが有効範囲から出ている場合に発生する例外