Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Moduleクラス > constants

instance method Module#constants

constants(inherit = true) -> [Symbol][permalink][rdoc]

そのモジュール(またはクラス)で定義されている定数名の配列を返します。

inherit に真を指定すると スーパークラスやインクルードしているモジュールの定数も含みます。 Object のサブクラスの場合、Objectやそのスーパークラスで定義されている 定数は含まれません。 Object.constants とすると Object クラスで定義された 定数の配列が得られます。

得られる定数の順序は保証されません。

[PARAM] inherit:
true を指定するとスーパークラスや include したモジュールで 定義された定数が対象にはなります。false を指定した場合 対象にはなりません。

[SEE_ALSO] Module.constants, Kernel.#local_variables, Kernel.#global_variables, Object#instance_variables, Module#class_variables

Module.constants と Module#constants の違い

 # 出力の簡略化のため起動時の定数一覧を取得して後で差し引く
 $clist = Module.constants

 class Foo
   FOO = 1
 end
 class Bar
   BAR = 1

   # Bar は BAR を含む
   p constants                         # => [:BAR]
   # 出力に FOO は含まれない
   p Module.constants - $clist         # => [:BAR, :Bar, :Foo]
   class Baz
     # Baz は定数を含まない
     p constants                       # => []

     # ネストしたクラスでは、外側のクラスで定義した定数は
     # 参照可能なので、BAR は、Module.constants には含まれる
     # (クラス Baz も Bar の定数なので同様)
     p Module.constants - $clist       # => [:BAR, :Baz, :Foo, :Bar]
   end
 end