Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Stringクラス > count

instance method String#count

count(*chars) -> Integer[permalink][rdoc]

chars で指定された文字が文字列 self にいくつあるか数えます。

検索する文字を示す引数 chars の形式は tr(1) と同じです。 つまり、「"a-c"」は文字 a から c を意味し、 「"^0-9"」のように文字列の先頭が「^」の場合は 指定文字以外を意味します。

文字「-」は文字列の両端にない場合にだけ範囲指定の意味になります。 同様に、「^」も文字列の先頭にあるときだけ否定の効果を発揮します。 また、「-」「^」「\」は バックスラッシュ (「\」) によりエスケープできます。

引数を複数指定した場合は、 すべての引数にマッチした文字だけを数えます。

[PARAM] chars:
出現回数を数える文字のパターン

例:

p 'abcdefg'.count('c')               # => 1
p '123456789'.count('2378')          # => 4
p '123456789'.count('2-8', '^4-6')   # => 4

# ファイルの行数を数える
n_lines = File.open("foo").read.count("\n")

# ファイルの末尾に改行コードがない場合にも対処する
buf = File.open("foo").read
n_lines = buf.count("\n")
n_lines += 1 if /[^\n]\z/ =~ buf
    # if /\n\z/ !~ buf だと空ファイルを 1 行として数えてしまうのでダメ