Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Stringクラス > next!
succ! -> String
[permalink][rdoc]next! -> String
self を「次の」文字列に置き換えます。 「次の」文字列は、アルファベットなら 16 進数、 数字なら 10 進数とみなして計算されます。 「次の」文字列の計算では "99" → "100" のように繰り上げも行われます。 このとき負符号などは考慮されません。
self にアルファベットや数字とそれ以外の文字が混在している場合、 アルファベットと数字だけが「次の」文字になり、残りは保存されます。 逆に self がアルファベットや数字をまったく含まない場合は、 単純に文字コードを 1 増やします。
さらに、self が空文字列の場合は "" を返します。
このメソッドはマルチバイト文字を意識せず、 単に文字列をバイト列として扱います。
なお、succ! と逆の動作をするメソッドはありません。
例:
p "aa".succ # => "ab" # 繰り上がり p "99".succ # => "100" p "a9".succ # => "b0" p "Az".succ # => "Ba" p "zz".succ # => "aaa" p "-9".succ # => "-10" p "9".succ # => "10" p "09".succ # => "10" # アルファベット・数字とそれ以外の混在 p "1.9.9".succ # => # "2.0.0" # アルファベット・数字以外のみ p ".".succ # => "/" p "\0".succ # => "\001" p "\377".succ # => "\001\000"
[SEE_ALSO] String#succ